ワードやエクセルができる人って?(2002.09.20)
今日も問い合わせの方がいらっしゃって、「面接に行ったら、ワードやエクセルはできますか?って言われたんですが、どこまでのことを要求しているんでしょうか?」といった質問を受けました。
実はこの質問は、ほとんどの方が疑問に思っていることで、だいたい聞かれますね。で、その方は、他のスクールではこういったことを言われたんですが、なんて聞いてきたりするんですね。
一般論で言えば、ワードでビジネス文書が作れる程度、エクセルで名簿やスケジュール表が作れる程度、ということになります。
が、私の場合は、答えが統一していません。というのも、状況によって答えが異なるからです。
まず、その方の現在のレベルを測定しなければなりません。まったくパソコンに触れたことがないか、文字入力はできるのか、表は作成できるのか、ワードの機能は知っているか。エクセルでも、数値を入れるだけでなく、関数を使用できるかなど。
その方のだいたいのレベルを把握して、そのうえで、どういった仕事につきたいのかで、また変わってきます。事務職につきたいのか、デザイナーになりたいのか、インストラクターになりたいのか、営業庶務につきたいのか、秘書になりたいのか、など。それぞれ、できてほしい内容が異なってきますから。
ただ、すべてに言えることですが、資格を取得しておけば、「ワードやエクセルはできますか?」なんて聞かれないと思いますが。当然、資格を取得しておけば、履歴書に書いてあるからです。
しかし、就職をするために資格を取得することはよいことですが、資格を取得すれば就職できる、ということにはなりませんので、気をつけてもらうように話はしていますね。
特に、最近は不況で、就職すること自体が難しくなってきています。資格さえ取得すれば就職できる、といった2〜3年前の状況とは変わってきているので、注意が必要です。
どちらにしても、パソコン資格は今の世の中では就職するうえで最低限のものである、という認識でいると間違いないでしょう。ただ、必要のない余計な資格を取らされないよう、消費者は気をつけることも忘れないでいるとよいでしょう。