転校生の気持ち(2002.12.20)
そういえば、転校生の気持ちって、転校したことがない人はわかるのでしょうかね。ふと思ってしまったわけです。私の場合、小学2年生のときに、父が交通事故にあい、突然この世から去ってしまったため、札幌の小学校から栗山町というマチに転校したことがあるのです。知らない人たちの中に入っていくことがどんなに不安だったか。転校生だから、と紹介されて、ものめずらしそうに見られるような視線を感じながら。そのときに、あの人は誰で、この人は誰で、と紹介されても戸惑うばかり。ほんと、不安が心のすべてを支配していた気がします。
普通は何か新しいことに変わる際には、不安と期待が入り混じって、なんて言われていますが、最初は不安9と期待1ってとこじゃないかな、と思っています。そして、徐々に慣れていくことによって、不安5と期待5って感じになっていくんじゃないかな、と。ただ、私の場合は、大きな小学校(当時札幌の小学校は7組もあった学校で大きかったな、というのを覚えています)から4組の小学校に転校したことで、人なつっこい人ばかりでとても楽しかったことを覚えています。一緒に遊ぶ仲間ができたことが楽しくてしょうがなく、悲しみなんかは忘れてしまったほどです。もし、一人で何もかも考え込んでしまうことをその当時にしていたとしたら、今の自分はなかったんじゃないかな、って思います。転校したばかりの自分を、暖かくむかえてくれて、一緒に遊んでくれた当時の友達に感謝しなければなりません。
そういった、経験があったせいか、新しく当校で習おうとする人の不安感がよくわかるのです。当然、転校とは違い、小学生でもなく、大人なのだから、まったく同じような感情はあてはまらないとは思いますが。当然、期待感の方が大きいとは思いますが。それでも、少しの不安感がある限り、それは払拭してあげなければ、と思ってしまいます。当時の寂しい気持ちを、はじめて会った友達が癒してくれたように。
今回は、なんかパソコンのお話にはならなくて、自分の昔の話になってしまいましたが、聞き流してくださいね。
昔話といえば、1993年(平成5年)の頃の自分を貼ってみました。
で、1994年(平成6年)の頃の自分も貼ってみました。
さらに、しつこいですが、1997年(平成9年)の頃の自分を貼ってみました。