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なぜ閉校するのか?(2007.12.19)

なぜ、大手スクールがバタバタと閉校していって、小さな教室が残るのか?

それは、教える講師(先生、インストラクター)の露出の仕方に問題があるのではないかと推測する。

利益を最優先とした経営者からみれば、講師が前面に出ると人件費が高騰し、利益がでなくなってしまう。よって、力があまりない安い講師を雇い学校経営をしていく、という方法がいいのだと・・・。

今まではそれでも通用していたが、学校名だけで戦おうとすると、最近のNOVAの破綻の影響もあってか、それだけでは通用しなくなってきているのだと思われる。

学校がたくさんあると、1校1校の担当講師の教え方や考え方や技術力まではさすがにわからない。大きいから安心だろうと・・・。

最近は機械(ビデオやCDやネット)で教えているところもあるが、それも含めて教える人と教わる人とがきちんとマッチしているかどうかが問題になる。
その辺のところをわからないで、ただコースをたくさん作ればよい、と勘違いしているスクールが多い。

せめて、自社のHPくらいで講師のコメントを載せてもいいのではないかと思ってしまう。
それも通り一辺倒のコメントではなく、「あぁ、こういう考えをしているんだなぁ」とわかるようなコメントが・・・。

比較的小さなスクールは担当者、責任者のコメントをのせているところが多いと感じる。

パソコンスクールはパソコンの操作を教えるだけでなく、パソコンを通じていろんなことを学習していくことができる、という社会教育もしていかなければならないのではないかと最近特に感じている次第である。

ただ、世の中が不況だ、の一言ですませてよい問題ではないような気がする。やはり、淘汰されるのは、それなりの理由があるからではないかと・・・。

パソコンスクールの時代は終わった、なんて言う人もいるが、中途半端なスクールは生き残れなくなった、ということなので、それはそれでよいのではないかと思ったりして。

スクールの基本は人が人に教え、人が人に学ぶ、といったことなのだろうと思う。
そういったことができないようなスクールはもはやスクールではないのでは、と思う。

受講生に育ててもらえる、そんな幸せな講師でありたいと・・・・・・・。



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